Obsidianメモのフォルダ分けをやめて全部1フォルダにまとめてみた
投稿日: 2024-02-04
普段Obsidianを使ってメモを取っています。これまでメモを綺麗にフォルダ分けして管理していましたが、最近あえてすべてのメモを一つのフォルダにまとめることにしました。
個人的には良い判断だったと思っているので、そこに至るまでの思考などを書いてみたいと思います。
フォルダ分けをしていた頃のフォルダ構成
以前の私のメモ管理方法は、以下のようなフォルダ構成でした。
- daily
- デイリーノート
- weekly
- ウィークリーノート
- プロジェクト
- プロジェクトA
- プロジェクトB
- INBOX
- 仕分け前のノート用
- Archive
- 終わったタスク、プロジェクト等あまり見なくなったもの
- ext
- 画像等の添付ファイル
ネット上の他事例を参考に少しずつ変更しながら作った分け方なので、典型的な構成だと思います。
上記構成の不満点
しかし、プロジェクトAにもBにも分類できるメモが出てくると、どちらのフォルダに保存すべきか悩むことが増えました。後からメモを探す際にも、どちらのフォルダが適切だったのか悩む時間が増えてしまい、メモを作成すること自体に面倒くささを感じてしまいました。
この悩みを全部一フォルダにまとめることで解消できないかなと考えました。
フォルダ分けからフラット構造への変更で変わると予想していたもの
移行前に考えていたことです。
- メリット
- 仕分けで悩まずに済む
- ファイル名だけで内容が分かる可能性の向上
- デメリット
- ディレクトリ名による情報の減少
- 名前空間の分離の消失
- ファイルツリーからのたどりやすさの消失
一番不安に感じていたのは、デメリットの「ファイルツリーからのたどりやすさの消失」でした。フォルダ分けをしていた頃は、フォルダを開いていくことでメモを開いていたからです。
ただ、移行前にもフォルダの分類先が上手く辿れない時は検索で対応していたので、なんとかなるだろうと思いつつ思い切って移行することにしました。
変更後に実際に感じたこと
上記メリット・デメリットについては予想通りでした。下記については予想外に得られたものです。
- グラフビューを見る回数の増加
- フォルダ分けをしていた頃は、関連するファイルはフォルダ内にあることが多かったのでグラフビューを見ることはほとんどありませんでした
- フラット構造になってからは、関連するメモを探すためにグラフビューを活用するようになったので、機会が増えました
- フォルダ分けをしていた頃は、関連するファイルはフォルダ内にあることが多かったのでグラフビューを見ることはほとんどありませんでした
- Quick Switcher活用の回数が増加
- フォルダ分けをしていた頃は、フォルダ内のファイルを開くことが多かったのでQuick Switcherを使うことはほとんどありませんでした
- フラット構造になってからは、Quick Switcherで開くことが多くなりました
- もっと早く使えば良かったと思うほど、便利な機能だと感じています
- フォルダ分けをしていた頃は、フォルダ内のファイルを開くことが多かったのでQuick Switcherを使うことはほとんどありませんでした
- メモ分割の回数増加
- フォルダ分けをしていた頃は、分割メモをどこに配置するか考えるのが面倒だったので、一つのメモにまとめることが多かったです
- フラット構造になってからは、関連するメモを分割することが多くなりました
- 細かく分割するとグラフビューで関連するメモを見つけやすい気がします
- フラット構造になってからは、関連するメモを分割することが多くなりました
- フォルダ分けをしていた頃は、分割メモをどこに配置するか考えるのが面倒だったので、一つのメモにまとめることが多かったです
困りごと
現状、特に問題はありませんがもっとメモの数が増えると管理が難しくなる可能性があります。
私の場合、メモが2,000ファイル程度ありますが現状は問題なさそうですし、倍になってもなんとかなるだろうという気がします。
もしかしたら、10,000ファイルを超えると難しくなるかもしれません。
フラット構造で意識していること
- 関連するノートに紐付ける
- プロジェクトAのようなノートを作成し、関連するノートから参照する
- ファイル名は内容が分かるように工夫する(Scrapboxの名前付け方に近い)
おわりに
良かったら試してみてください。